電子レンジの設置スペースは?放熱に必要なすき間
更新日: 2026-08-27
電子レンジは本体が収まる棚があれば置ける、というわけではありません。加熱時の熱を逃がすため、周囲にすき間が必要です。そして必要な量は上面・背面・左右でそれぞれ異なります。この記事では、メーカー公式が示す考え方と、掲載している8機種の実寸をもとに、設置場所を判断するときの確認点を整理します。
おすすめな人
- ラックや棚に電子レンジを置きたいが、収まるか確認したい方
- 本体サイズぴったりの場所に置いてよいのか迷っている方
- 単機能レンジとオーブンレンジでどれくらいサイズが違うのか知りたい方
向いていない人
- 設置場所に十分な余裕があり、庫内容量や加熱機能で選びたい方
判断ポイント
- ・必要なすき間は向きによって異なる。象印公式は機種例として背面0cm・左右各6cm・上面10cm以上を挙げている
- ・背面をぴったり付けられる機種もある一方、上面は10cm以上必要とされており、棚の下に置く場合は高さの余裕が要る
- ・後方がガラスの場合は20cm以上離すよう案内されており、設置面の材質も条件になる
- ・掲載8機種の本体は幅44〜49.7cm、奥行32.5〜44.9cm、高さ25.5〜42cm。庫内容量が大きいほど本体も大きくなる傾向がある
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必要なすき間は向きによって違う
電子レンジは加熱時に熱を出すため、周囲に放熱用のすき間が必要です。ただし必要な量はすべての向きで同じではありません。
象印の公式記事では、同社のオーブンレンジ(EVERINO ES-KA18)の例として次の数値が案内されています。
背面0cm※、左右各6cm、上面10cm 以上開けてください。
背面は0cm、つまり壁にぴったり付けられるという内容です。一方で上面は10cm以上必要とされています。
「電子レンジは壁から離さないといけない」と考えている場合、この内容は意外に感じるかもしれません。実際に注意が必要なのは、むしろ上面です。棚やラックの下に置く場合、本体の高さだけを見て棚板の位置を決めると、すき間が足りなくなります。
ただし、この数値はあくまで象印が例として挙げている特定機種のものです。必要なすき間は機種によって異なるため、候補機種の取扱説明書での確認が必要です。
設置面の材質にも条件がある
同じ記事には、背面0cmという数値に注釈が付いています。
後方がガラスの場合は、温度差で割れてしまう恐れがあるので、20cm以上離すようにしましょう
熱に弱い壁材やコンセントがある場合も別途考慮が必要とされています。背面0cmとされている機種でも、置く場所によって条件が変わるということです。
掲載8機種の本体サイズ
設置場所を考える起点として、掲載している8機種の実寸を並べます。
| 機種 | 種類 | 庫内容量 | 幅×奥行×高さ |
|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ IMB-T178 | 単機能レンジ | 17L | 44×32.5×25.5cm |
| 山善 YRL-F180 | 単機能電子レンジ | 18L | 45.7×34.7×27.2cm |
| ツインバード DR-E852W | オーブンレンジ | 18L | 47×36×29.5cm |
| バルミューダ ザ・レンジ K09A | オーブンレンジ | 20L | 45.6×43.5×33.1cm |
| 象印 EVERINO(エブリノ) ES-GU26 | オーブンレンジ | 26L | 48.7×39.9×37cm |
| パナソニック ビストロ NE-BS8D | スチームオーブンレンジ | 30L | 49.4×44.5×37cm |
| 日立 ヘルシーシェフ MRO-W1D | オーブンレンジ(過熱水蒸気対応) | 30L | 49.7×44.9×37cm |
| シャープ ヘルシオ AX-LSX3C | スチームオーブンレンジ | 30L | 49×43×42cm |
幅は44〜49.7cmと約6cmの差にとどまりますが、奥行は32.5〜44.9cmで12cm以上、高さは25.5〜42cmで16cm以上の差があります。
庫内容量が大きくなるほど本体も大きくなる傾向があり、17Lの単機能レンジと30Lのスチームオーブンレンジでは、必要な設置面積がかなり違います。
高さは「本体+上面のすき間」で考える
棚やラックに置く場合、実際に必要な高さは本体高さだけでは決まりません。
象印の公式記事の目安(上面10cm以上)を当てはめると、掲載機種では次のようになります。
- アイリスオーヤマ IMB-T178(高さ25.5cm)→ 棚板まで約35.5cm
- 象印 EVERINO ES-GU26(高さ37cm)→ 棚板まで約47cm
- シャープ ヘルシオ AX-LSX3C(高さ42cm)→ 棚板まで約52cm
最も低い機種と最も高い機種では、必要な高さが16cm以上変わります。 レンジラックを先に買ってしまうと、後から置きたい機種が入らないということが起こり得ます。
※上記は象印が例示した機種の目安を当てはめた参考値です。各機種のメーカーが公表している数値ではありません。
機種別の必要すき間について
機種ごとに必要なすき間の数値は、多くの場合メーカーの取扱説明書に記載されており、商品ページの仕様表には載っていないことがほとんどです。当サイトでは現時点でこの項目を機種別には収集できていないため、掲載していません。
この記事で引用している数値も、象印が特定機種(EVERINO ES-KA18)の例として示しているものです。当サイトが掲載している象印 EVERINO ES-GU26とは別の機種である点にご注意ください。正確な値は各機種の取扱説明書でご確認ください。
設置場所を決める手順
- 置きたい場所の幅・奥行・高さを測る
- 棚の下に置く場合は、棚板までの高さを測る
- 候補機種の本体寸法を確認する
- 取扱説明書で必要なすき間(上面・背面・左右)を確認する
- 本体寸法にすき間を足した値が、1・2で測った寸法に収まるか確認する
- 背面や側面の材質(ガラス・熱に弱い壁材)とコンセントの位置を確認する
比較ページで確認したい項目
比較ページでは、幅・奥行・高さ・質量に加えて、庫内容量・種類(単機能/オーブン/スチームオーブン)・出力を並べて確認できます。
設置場所に制約がある場合は、まず本体寸法で候補を絞ってから、庫内容量や加熱機能を比べる順序が現実的です。種類の違いについては別記事「電子レンジ・オーブンレンジの選び方」で整理しています。
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よくある質問
電子レンジは壁にぴったり付けて置けますか?
機種によります。象印の公式記事では、同社のオーブンレンジ(EVERINO ES-KA18)の例として「背面0cm※、左右各6cm、上面10cm 以上開けてください」と案内されています。背面はぴったり付けられる一方、左右と上面にはすき間が必要という内容です。ただし必要な数値は機種によって異なるため、取扱説明書での確認が必要です。
棚の下に置きたいのですが、高さはどれくらい必要ですか?
本体の高さに加えて上面のすき間が必要です。象印の公式記事では機種例として上面10cm以上が案内されています。掲載機種で本体高さが最も高いシャープ ヘルシオ AX-LSX3Cは42cmなので、この目安を当てはめると棚板までに52cm程度の高さが必要という計算になります。必要なすき間は機種ごとに異なるため、取扱説明書で確認してください。
設置場所の材質も関係しますか?
関係します。象印の公式記事では「後方がガラスの場合は、温度差で割れてしまう恐れがあるので、20cm以上離すようにしましょう」と案内されています。背面0cmとされている機種でも、設置面がガラスの場合は条件が変わるということです。熱に弱い壁材やコンセントの位置にも注意が必要とされています。



